元エンジニアが公認会計士を目指した理由 vol.2-3

私が東証一部上場の超ホワイト企業のエンジニアを辞めることを決意した理由については以前お話ししました。
今回は、私がなぜエンジニアとは全く異なるキャリアの公認会計士を目指したのかについてお話しします。
公認会計士を目指した理由は3つです。それぞれの内容を3つの記事に分けてお話しします。
今回は③ストックビジネスを始めるためです。
③ストックビジネスを始めるため
この理由を説明するには、まずビジネスの収益構造について説明する必要があります。
ビジネスには大きく分けて2つあります。それはフロービジネスとストックビジネスです。
フロービジネス
フロービジネスとはその都度顧客と取引を行い、収益を得る方法です。
一般的なビジネスのほとんどがフロー型です。
メリット:一度の取引の金額が大きいことが多い。
デメリット:顧客を探すのが大変で収益が安定しない。
例)自動車販売
ストックビジネス
ストックビジネスとは顧客に対して持続的にサービスを提供し、長期的に収益を得る方法です。
すなわち会員制ビジネスです。最近よく耳にするサブスクリプションとはこのことです。
メリット:一定量の顧客を集めれば収益が安定する。
デメリット:一度の取引金額が小さいことが多い。
例)Netflixの月額料金
私は3つのステップで事業を拡大していこうと考えました。
ステップ1:ストック型の安定的な収益構造を作りだす。
ステップ2:関連する事業でフロー型の収益を積み上げる。
ステップ3:チャレンジ性の高いビジネスを楽しむ。
サラリーマンに例えると…
ステップ1:基本給
ステップ2:ボーナス
ステップ3:趣味を兼ねた副業
ストックビジネスを開始するにあたり、どういった企業・個人がサービスを提供し成功しているか調べました。
その結果、人気、知名度、信頼、実績、資格といった権威性がないと難しいビジネスということに気が付きました。
- 携帯電話の通信サービス
- Amazonプライム
- 堀江貴文さんのオンラインサロン HIU
ただし、一般人の私には権威なんてありません。
そして、これから人気、知名度といった不確実な権威を得ようとするのは難易度が高いです。
だったら、ストックビジネスを行うことができる資格を取る方が簡単ではないか!?
ということで税理士になろうと思いました。
税理士業務のひとつには税務顧問として中小企業に対して継続的にサービスを提供するストックビジネスがあります。税務顧問は単価が高い優良ビジネスです。
ただし、税理士試験の合格には平均5年もかかるようです。
そんな長い期間受験勉強に費やすのは精神的にきつい。もっと早く資格を取りたいと調べた結果、公認会計士という資格を見つけました。
公認会計士試験は税務に関する科目があり、公認会計士になれば税理士登録できます。
しかも、公認会計士なら1.8年で合格可能ということでした。これなら勉強に耐えられるだろうということで公認会計士を受験することに決めました。
まとめ
①会計を勉強し、ビジネスを制するため
②全く異なるキャリアの エンジニア × 公認会計士の掛け合わせで希少価値を高めるため
③税理士になりストックビジネスを始めるため
以上のように私は3つの理由で公認会計士を目指しました。
もし、エンジニアで将来のキャリアを悩んでいるようでしたら、公認会計士というキャリアも検討してみてはいかがでしょうか。